はてなブログ

はてなブログだけ残して、あとのブログは整理しようか、と思案中。 その場合は、ここのタイトルを『娘。魂の唯物論的な擁護のために』に変更し、現在の『娘。魂の唯物論的な擁護のために』は『(旧)娘。魂の唯物論的な擁護のために』として凍結することにな…

漱石の現代的可能性

というエントリを前にも書いたようなデジャブに襲われた。 おそらく漱石の追及し格闘した主題は、そのままでは現代に通用しないだろう。漱石の悩みは、現代では「そんなことで悩んでいられるなんてお気楽なご身分ね」と一蹴されるであろうし、漱石の「反社会…

雨の降る星だからこそ愛せる?

おおかみ固定つながり?w のeririmrimさん(mixiでもお世話になってます。)が、こんなことを書いていらっしゃいました。陸のない星にはならないように ぼくたちが大声で歌えば 陸のない星になることが止められるかって言えば そんなことできるわけないじゃ…

m15さんへのトラバレス

m15さんTB感謝でございます。 何もかも絶好調じゃないとおっしゃいますが、ほぼ何もかも絶不調のおいらからみれば眩しすぎて直視できませんよ? ──かあちゃん、(海外出張)ってなに? ──お仕事で外国に行くことだよ ──スゲーなー、おれには一生縁のな…

漱石『門』・宗助・崖の上のポニョ

宮崎駿は『崖の上のポニョ』を作るにあたって、主人公の少年の名前をこの小説から取り、宗助としました。 漱石の『門』は『それから』の続編ということです。 ので、当然、主人公の宗助は愛のために世捨て人になった設定・・・と思いきやちゃっかり役人として仕…

14日追記:漱石『門』(続き)

『門』の後半は煮え切らないものが残った。破滅は回避された。なんの解決もなく引き延ばされた。解決も破局もない、宙ぶらりんな、残酷な日常が、これからも続いて行く、という終わり方。 破局の影だけは姿を見せた。破局の影が突如襲い掛かり、宗助は、禅寺…

漱石『それから』より

まるで運命の糸に必然的に導かれるように一直線にカタストロフィに至る。 これはシンプルで、力に満ちた小説だった。 きわめて闘争的で、ロマンティック。 これは自然が社会に敗れ、 真実が現実に敗れ、 愛が経済に敗れる小説だ。 単純な展開の中に漱石は多…

漱石『草枕』から

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。 夏目漱石『草枕』より(新潮文庫) 今や、わ…

高村光太郎の言葉から

ニーチェの言葉シリーズと思ったけれど急遽変更高村光太郎の『孤独が何で珍しい』という詩から 孤独の鉄(かな)しきに堪へきれない泣虫同志の がやがや集まる烏合の衆の勢に縁はない 孤独が何で珍しいこの言葉を百遍でも繰り返し暗誦すべしさてふたたびニー…

ニーチェの言葉から

青春とはそれ自体が贋造し欺くものである。後になって、幻滅また幻滅と虐まれ、ついに自分にむかって猜疑の目をむけるが、この猜疑と良心の呵責いおいてもなお熱烈であり粗暴である。 ニーチェ『善悪の彼岸』第31節より(新潮文庫、竹山道雄訳) 青春に関…

モーヲタと「不惑」 〜40歳がどないやねーん!!〜

モーヲタと「不惑」 〜40歳がどないやねーん!!〜から、一部引用 モーニング娘。は歌った。"「何度も夢を見てきた/あきらめたりは出来ない」(モーニング娘。『みかん』2007)"夢をあきらめないということは、批判とその対象たる現実との弁証法的闘争過…

掲示板から「萌え論」(メモ)を転載

掲示板の「萌え論」(メモ)を転載してみたりして。『萌え論』(メモ)1 :痛井ッ亭。 ◆XksB4AwhxU:2007/05/23(水) 18:49:41 萌えとモーニング娘。の関係について考えるスレ2 :痛井ッ亭。 ◆XksB4AwhxU:2007/05/23(水) 18:50:20 【萌え】(メモ) wikipedi…

祈り──無神論的な

わたしの女神よ 愛くるしい 生身の 女神たちよ わたしの震える魂を 鎮めてください 心の傷口から吹き出す血を 拭ってください わたしに生き続ける力を 授けてください 打ち倒され 荒野に臥している 泥と汚辱に塗れたわたしに 立ち上がる力を与えてください …

アンジェラスさんが誹謗中傷に同調しないことが分かって安心しました

かつて青い色の持ち主だった娘のファンから、現在の青い色の持ち主である娘のファンへ!という返答を頂戴し、アンジェラスさんが誹謗中傷に同調していないことが分かって安心しました。 まず、はじめに、私の人間としての未熟さ、言葉遣いの拙さから、アンジ…

問題はビジョンの有無ではなく道重さゆみへの誹謗中傷である

アンジェラスさんから25の色は、本当は全て違う色なんだからという長文の返答をいただいた。しかし、その長さにもかかわらず、私が問題としている論点には一切触れてくださらなかったことが残念でならない。 なぜわたしが敢えて火中の栗を拾うのか。その理…

批判意識を欠いた馴れ合いはとめどもなく腐敗して悪臭を放つ

先日言及した偏見に満ちた凄まじいエントリに対して、「はろぶろ。」のいぬいぬ氏は、 多分に問題発言と言われている箇所は、痛井ッ亭さんのところにあります。 同感ではあるのですが、同様にはっちまんさんの意見も理解できます。 として、理解を示している…

ハッチマン氏の発言の問題点について

道重造反と題されたハッチマン氏のエントリについて、以下、検討する。 まとめて言えば、彼のエントリは、道重さゆみの例の発言を「結局は事務所批判」だと捉え、発言した本人とそれを放送した関係者を批判している。 例の発言がそのような「事務所批判」で…

道重さゆみの『シンデレラ』

『シンデレラ』に関しては、現場に縁のない痛井ッ亭。が言うべきことはないので、かめちゃんがポーシャ役で頑張ったことについても何も触れていませんでした。 なのに、このタイミングで『シンデレラ』に触れるのは、ネット徘徊系廃人ヲタとして、道重さゆみ…

「恋ING」 恋愛小説 をアップいたしました。 2006年の秋頃に構想を開始、2007年の春に執筆を開始して、途中で美貴様の事件があって長く中断してしまい、ほとんど完成を諦めかけたこともありましたが、ようやくこうして完成・公開に辿りつくことができまし…

『アイドル批判序説』を更新

本サイト『DDMM.』のほうで、『アイドル批判序説』アイドル批判序説 | DDMM. を更新。モーニング娘。にとって「アイドル」とは何か(問題の再提示)

「閉じない」ことの倫理

すでにコメント欄にも書かせていただいたことの繰り返しになるけれど、僕は、閉じないことこそが倫理であり、愛の基礎的条件だと考えています。 以下では、その観点から、斧屋さんのエントリに、応答してみたい。 2008-09-20 閉じないで愛する ■[愛][ヲタ][…

「アイドルについて語るということ」(七里の鼻の小皺)への覚書

http://d.hatena.ne.jp/nanari/20070718#p1:2007-07-18 - 七里の鼻の小皺 七里氏の、このエントリに関する疑義を、備忘録として取りまとめておく。 現在でも、「学会(笑)」界隈などで参照されることの多いエントリであるから、(本来なら敢えてそうする必要…

アイドル批判序説

を更新開始しました。 http://kameieri.koiwazurai.com/essay/IdolKritik.htmlご意見ご感想ご批判などなどございましたら、掲示板の専用スレッド http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/19655/1219158337/ までお寄せくださいませ。

プロフィールを更新しますた

痛井ッ亭。は──亀井絵里さんを中心に、モーニング娘。のメンバーを愛するサイト『DDMM.』を運営する人です。『DDMM.』http://kameieri.koiwazurai.com/主なコンテンツは↓な感じです(ほんの一部)新垣里沙を襲った逆風について藤本美貴ドキュメント2007亀…

根源的な暴力について

青木ヨーマさんの http://d.hatena.ne.jp/yomayoma/20080223/p1 へのコメントです。・ヨーマさんの議論とはすれ違うのか、どうか、わかりませんが。・>僕も根源的な暴力というものがあると考えていて、それは自分の信念による要請だとも思っている。 「信念…

はてな日記は放置しまくって

本サイト La déconstruction des idoles ──アイドルの脱紺築 après le 1er juin 2007 http://www.nextftp.com/KonnoAsami/ を随時更新中です。そちらをお読みくださいませ。 アンテナ登録なんかも、してくれちゃったりする場合は、 La déconstruction des id…

むくやとくまるさんが公開していらっしゃるブックマークから

むくやとくまるさんが公開していらっしゃるブックマークから 次期リーダーに寄せて 〜矢口真里が背負うべきもの La de'nstruction des idoles ──アイドルの脱構築 chapitre deux ドメイン www.nextftp.com カテゴリ アイドル キーワード ハロモニ モーニング…

藤本美貴ドキュメント2007《ミキ受難曲》

藤本美貴ドキュメント2007《ミキ受難曲》藤本美貴ドキュメント2007 《ミキ受難曲》更新しました■藤本美貴を干す? 《歴史修正主義に抗して》

セカンドライフ的なものへの反感

セカンドライフが大流行。 仮想世界で仮想人格を操り、まさしく「第二の人生」を自由に楽しめる。 現実には出来ないことが何でも出来る。 いかにも「オタクな人たち」が熱狂しそうなサービス…… だが、どうも好きになれない。 セカンドライフには現実の企業が…

舛添氏にピリピリ

舛添氏にピリピリ=「仕事増えるかも」−厚労省 ◎舛添氏にピリピリ=「仕事増えるかも」−厚労省 2007年08月27日17時30分 自民党の舛添要一氏の厚生労働相就任に、安倍政権を揺さぶった年金問題などの対応に追われる厚労省内には、早くもピリピリした雰囲気が…