読み始めた。 「どてら」が話しかけてくるところから俄然面白くなる。『私の個人主義』を読了。非常に態度が明瞭。
何度目かの読了。 初めて、腑に落ちた。 そして、、、、、(以下略)
読了。これは傑作。前半は笑える。後半の凄絶さとの好対照。 漱石はハードボイルドだ!
読了。
なんとなく文体がとっつきにくくて、敬遠してきた『虞美人草』。 読んでみたら、めちゃくちゃ面白かった。 これは、おすすめ。 特に、『坊っちゃん』が好きな人には、必読と言いたい。 『虞美人草』は、初期の長編。 漱石初の新聞連載小説。 気合が入りすぎ…
を読み始める。 色々と啓発される部分多し。 しかし、これがいわゆる蓮實重彦の批判する「深さ」を読もうとする態度の典型であろう、とは思う。 弟子たちの則天去私解釈はもちろん神話であろうが、江藤は、それをあっさり捨てすぎているような? 則天去私と…
何度目の読了だろう? 4度目? いい大人になって読んだのは初めてだったので、今までになく面白かった。 これは大人が楽しむべき小説だと思う。 僕が年の割りに子供だから、ということではないと思いたい。 爆笑部分は数々あれど、今日読んで、久々に大笑い…
面白かったが、なんとなく煮え切らない印象だった。 と思ったけれど、蓮實重彦の「三四郎を読む」を読んで打ちのめされた。 創造的に読むとはこういうことか! と。 再読する必要あり。 でも、とりあえず、『猫』を読み始める。 『虞美人草』や『坑夫』や、…
大昔に読んだときには、なんにも面白く思わなかったけれど、今読むと、なかなか面白い。 ・旧き日本の圧迫にも、新しき西洋の圧迫にも耐えられない、という漱石的状況が明言されている。 ・文芸の意義は、技術でも、事務でもなく「より多く人生の根本義に触…
水村『続明暗』読了。 ・文章は、漱石の下手な模倣で、正直、緊張感が欠如している。上手にマネしましたね、と言う以外にないけれども、漱石のあのギリギリと傷口をえぐって行くような心理描写の凄みはないように思う。作者はあとがきで色々と弁解しているが…
・実に力強い小説。これが完成していたら、と悔やまれる。 ・心理描写はところどころ抽象的でくどい部分もあるが、徹底して意識の襞を丹念になぞり続ける執拗さは、やはり圧倒的だ。 ・津田の視点と、お延の視点を使い分けることによって、両者に対する批評…
衝撃。 漱石が女性視点で書いている! それも相当の長さを妻お延の視点で書き続けている。これは異例のことではないのだろうか? この女性の視点の部分、女性の評者からはどのように評価されているのだろうか。気になる。 谷崎はしばしば女性一人称、女性の…
・中国大陸27万枚手売の旅 これをテレビ東京の社運を賭けて(?)大ドキュメンタリ(やらせ)として放送する。中国のテレビやネット媒体とも連携。 参考:中国で手売企画をご提案してみようではないかスレ ・「手売」企画とは趣旨が矛盾するが、テレビ露出…
ついにNHK紅白歌合戦もモーニング娘。に見放されてしまったか。 視聴率低迷してたしなあー。なんて書くと、「ヲタ涙目wwww」 という反応が予想されます。(笑) 強がってんじゃねーよ、と。 しかし、長年、紅白はモーニング娘。を観るもので、それ以外はた…
柄谷の漱石論は、あまりよいと思えない。 江藤淳の漱石論はいつか読まねば。 蓮實重彦の『夏目漱石論』は、実に興味深い。
奥さんは、Kに娘をやる可能性など考えていなかった(はず)。なぜなら先生は裕福な財産持ちで、Kは赤貧だったから。御嬢さん本人も当然その積もりだっただろう。 御嬢さんを獲得するために、先生がKを騙したとしても、御嬢さんは左程気にしなかっただろう…
読み始めた。面白い。
これを読んだのは何度目か分からないが、ただ圧倒されるばかり。他の長編をかなり読んでから読むと、その主題がさらに切実に迫ってくる。これは名作とか傑作とかいう通俗的観念には到底収まりきらない恐るべき小説。 文体は澄んで、端整であり、力に満ちてい…
たんぽぽさんありがとうございます。さゆの強さを見習いたいです。さゆは漱石より強い人ですねきっと(笑)
つんく♂さんのブログで、モーニング娘。が新曲&新アルバム(オリジナル)を録音中、との報告あり。 よかった、つんく♂さんに見捨てられてなかったー、という幼稚な感想が正直な気持ち(笑)
『行人』に続いて『道草』を読んだ。その間に『こころ』が挟まっているのだが、中学生の時分から何度も読んだ小説なので飛ばした。40の今読めばまた違った読みになるとは思うけれど。 『道草』の文体を「引き締まっている」と書いたが、多少物足りない気も…
「不自然は自然には勝てないのである。技巧は天に負けるのである。策略として最も効力あるものが到底実行できないものだとすると、つまり策略は役に立たないといふ事になる。自然に任せて置くがいいといふ方針が最上だといふ事に帰着する。」(漱石:大正四…
どんなに人格攻撃されても、どんなにむごい誹謗中傷を受けても、揶揄されても、涙はひた隠して、ファンに最高の笑顔を見せ、勇気や生きる希望を与えてくれる。 なんと強い、素晴らしい存在だろう。 わたしには到底、到底、耐えられない。 わたしは想像する、…
夜遊び大好き♪ 亀井絵里推しのテキトーなブログから。写真はラフロイグという銘柄のシングルモルトウィスキーです。 口に含んだ瞬間、煙の匂いが広がるのがたまりません。 アードベッグ、ボウモアと並ぶフェーバリットドリンクです。 うらやましいぞー、と。…
アーティストの想い - 狂熱の娘団。から引用します。ある方面の、ごく限られた世界しか知らないような人たちにとっては、想像すら出来ない話なんだろうなと思います。 これが、自立しているアーティストの姿です。 彼女たちが活動している世界とは、まさにそ…
重苦しい小説でした。理や真面目さにこだわる人間の苦悩。その鬱陶しい人間に振り回される周囲の人間の苦労。 ・二郎(語り手)と嫂にかかわる三角関係(精神的な)は解決されない。兄、一郎(主人公)との確執は宙ぶらりんのまま。 ・構成にはやや疑問も。…
■[娘。全般][高橋愛][道重さゆみ][田中れいな][亀井絵里][久住小春][新垣里沙]娘。秋ツアーから引用します。 彼女達はまがうことなく眼前に生きていて、奥行きを持った存在。アイドルが演じられるものであったとしても、隠しきれない生身の、照らされれば影…
数が多すぎるブログを整理します。 それにともない、当はてなダイアリーのタイトルは、 ヤキイモ屋さんの音に反応する亀井絵里の飼犬アルの日記 から 娘。魂の唯物論的な擁護のために に変更いたします。
漱石『行人』の登場人物一郎は漱石の自画像? 失敗した人生という感じの、悲惨さ。この小説は重苦しい。 不安な未来よりも、取り返しのつかない過去に比重が掛かっている。 ありえたかもしれない、しかも現実にはなかったことが確定したよりましな人生は、永…
『彼岸過迄』を半分で放棄。『行人』を読み始める。そのあとは『道草』『明暗』の予定。プルーストが中断したままだ。ニーチェも。 ところで、柄谷行人が『批評とポストモダン』のなかで『門』について書いていた。 宗助の欲望は他人の欲望に媒介されている…