2008-11-18から1日間の記事一覧

漱石『行人』

漱石『行人』の登場人物一郎は漱石の自画像? 失敗した人生という感じの、悲惨さ。この小説は重苦しい。 不安な未来よりも、取り返しのつかない過去に比重が掛かっている。 ありえたかもしれない、しかも現実にはなかったことが確定したよりましな人生は、永…